STI (Sexually Transmitted Infections) 性の冒険者達に立ちはだかるやっかいな連中・・・
梅毒、 性器クラミジア感染症 、淋菌感染症、 性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、 トリコモナス症、
B型肝炎、A型肝炎 、アメーバ赤痢 、HIV感染症・エイズ(後天性免疫不全症候群) 等々・・・
この中で最も感染する人が多いのが クラミジア・・・ 無症状であることも多く、慢性的な腹痛や不妊症の原因となることもありますので注意が必要です。
新しいパートナーと性交渉したら・・・行きずりの性交渉があったら・・・約3週間後には検査を受けることを検討しても良いと思います。 ちなみに最近増加傾向にある梅毒は4週間以上経過しところで、HIV・エイズは約2カ月経過するまで待って検査を受ける必要があります。
STIを疑ったら・・・選択肢①昔ながらの産婦人科受診
メリット:子宮がん検診や子宮や卵巣に子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が無いかもチェックしてもらえる
デメリット:パンツ脱いで内診台にあがるのがねー・・・ 待ち時間も長いし・・・
選択肢②性病科(少し謎ですが・・・)
メリット:ウレアプラズマ、マイコプラズマ等の新興感染症も調べてくれるところもあるようです
デメリット:多くは自費診療なので高い、陽性であっても治療はおこなわないところもあるようです
選択肢③ネットで検査メリット:病院に行く恥ずかしさは無い、自分のペースで検査が受けられる
デメリット:自己採取なので正確に取れているか心配、自費検査でお金がかかる
うら若い女性が内診台に上がるのに抵抗があることが多いわけで、尿でクラミジア感染症を正確に検査できないか・・
という研究がいくつか行われており既にカナダでは若い女性でのSTI検査を尿でおこなうことを推奨しています。
気になるのは尿とるだけで大丈夫なのか? ということですが
○内診台の上で子宮頸部からサンプルした場合
感度 98.3% 特異度 96.1%
○尿検定で検査した場合
感度 94.3% 特異度 98.0%
ということで遜色のない結果が出ているとのことです。
オマケに・・・尿検体を提出する際の注意事項・・・
①検査に出す尿を取る前、少なくとも1時間以内には排尿せず貯めてください。
②最初の15〜20 mlの尿を最大60 mlまで採取します。
いきなりチューブに採尿することは難しいので紙コップに取って後からチューブに移してください
③尿を採取したチューブの蓋がしっかりはまっていることを確認してください。大惨事になりますので・・・
④採取した尿は2〜8℃でテストサイトに保管および輸送します。凍結しないでください。
という訳ですが、他の疾患も確認できる婦人科受診 という選択肢を進めたいですね(^^)/
- この記事のURL 2019/12/08(日) 23:19:53|
- SMと健康障害
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尿検査でSTDチェックが出来るならお手軽でいいですね。
それにしても妊娠には注意しても、STDには無頓着なオトナのなんと多いことか・・・
少年少女への性教育と同時に、オトナたちへの布教活動も必要ですね。
- 2019/12/10(火) 20:37:08 |
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- レイ #HdOYrOMk
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