前回のエントリーで「キリンの首には盆の窪があるか?」 って疑問が湧いてしまいましたが・・・・
「キリンの首の骨は何個あるか?」
理科クイズとして古典的な問題ですが、ヒトやウサギなどの他の動物と同じ7個でひとつひとつの長さが伸びているそうです。
それでは何故伸びたか?
19世紀の科学者のラマルク先生によると生物の器官は一生懸命使っていると次第に強化され、逆に必要なくて日常使わないところは退化していく・・・・・
その上、その変化は子孫に受け継がれるというものでした。(用不用説)
この説を使うと、首を伸ばして高いところの葉を食べようとしたキリンのご先祖がたの長年の努力が世代を超えて実を結び今の形になったということになります。
現在、用不用説は残念ながら否定的に考えられており、ダーウィン先生が提唱した
「たまたま生じた突然変異が厳しい生存競争に打ち勝った」という説(自然選択説)が進化論の主流となっています。
「たまたま首が長く生まれたキリンが食料をたくさん食べられたので繁殖し、子孫も増やせた」といったところでしょうか。
両大先生を前座に妄想を展開するのは気が引けますが・・・・
用不用説っていうのは都合よく解釈すると「願えばかなう」「鍛えれば何とかなる」
っていう前向きな考えな訳でSMに限らず共感を持って受け入れられそうです。
ただし拡張を頑張るあまり拡がっちゃったのが子孫に受け継がれてしまうと困りますが・・・・
その点「自然選択説」だと、M女さんを引き付ける魅力は天賦の才能ってことになってしまい面白くありません。
たしかに一夫多妻おやじの「帰れと言っても帰らない。もう女性を増やそうとは思わないが、こうなった以上このまま続けてやれと思っている」というふてぶてしいコメントを聞くと納得する部分もあります(泣)
「フィスト入った!」 っていう人も「たまたま生まれつき肛門括約筋が緩かったんですよ」 というのも嬉しくないかも・・・・
SM愛好家の方のお話に幼少期の頃に既に素因があったことを伺わせるエピソードが出てくることがありますが、実際には先天的な素因をどのようなタイミングでパートナーと出会い伸ばしていけるか、が重要なのでしょうね。
ところで・・・
「ズバリ!もてる男の極意―仕事ができて女にも強い男には、明確な理由がある 」
って本がありました。 思わず身を乗り出すタイトルですが、表紙のイラストが更に凄いです。
目次覗いてみたら 「女の言うことを真に受けてはいけない」っていう恐ろしい単元がありました。
生物は本来遺伝子というバトンを伝えながら何世代にも渡って形質が変化していくものですが、ヒトは一世代の中で変わっていこうとする生き物なのかもしれません。
- この記事のURL 2007/08/03(金) 21:14:50|
- ひとりごと
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んじゃぁ、私が上記タイトルの本を書いてみましょうか(笑)
「男は忘れる生き物で、女は記憶する生き物です」
男性の言ったことは当てにしないように。
なるほどぉ。『ヒトは一世代の中で変わっていこうとする生き物』
確かにそうですね。
以前の私だったら、現在の私の状況(表も裏も)、絶対に受け入れてないですもの。(^^ゞ
- 2007/08/04(土) 23:02:04 |
- URL |
- なつこ #I5FBvI8g
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他に…
女を理解しようとしてはいけない
女にはストーリーがない
セックスは体力勝負
などの項目が目につきました。
うん、案外そうなのかも、なんて思ったり。
あと、言い訳しないとか、嘘をつくなとか、メールの返事は即出せとか、あたり前なんだけどこうして断言されると「なるほどねぇ」なんて思えてしまう、不思議なパワーがあると思いました。
こういう本が売れるんですかねぇ。
本屋さんのレジでこの本を出す男の人って、なんかエロ本買うよりも恥ずかしい気がするんですけど。(^_^;)
- 2007/08/06(月) 19:11:58 |
- URL |
- 葉月 #NmRVQg7I
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キリンの首については、進化論で片付けるにはミッシング・リンクの問題が残りますよね。ヒトにしても、ホモサピエンスの直接の祖先は誰かという問題は、未だに解決してはいないのでは?
人間(敢えて「ヒト」ではなく…)が一世代の間に変容するのは、ジェノタイプよりもフェノタイプの問題ではないでしょうか?実は、誰もがSの遺伝子も、Mの遺伝子も持って生まれてきてはいるものの、何らかの外因によって、そのどちらかが発現したとは考えられないでしょうか。MからS転した人に比べ、SからM転した人が少ないことを考えると、実はSの遺伝子の方がメジャーなのかもしれませんね。
男の極意は…RNAに聞いてみて下さい。
- 2007/08/07(火) 21:50:20 |
- URL |
- Claude #kbWdY.Wg
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